脇や手の汗が気になるなら

女医

適量を注入するのが大事

幅広い症状に効果を見せているボトックスは、多汗症の治療にも使われています。ただし、保険が利くのは重度の脇汗の多汗症に限られており、人よりも汗が気になる程度では使われません。でも特に夏場は脇汗に悩む人は多いでしょうし、緊張しがちで手に汗をかきやすい人もいるでしょう。その場合は、自由診療でボトックスを注射することが可能です。汗が出る前というのは、神経伝達物質の一つであるアセチルコリンが放出され、汗を出せという信号が神経に伝わっています。ボトックスはこの放出を抑え、汗が出るのを防ぎます。脇汗を抑えたい場合は脇に、手汗を抑えたい場合は手に注射することで発汗抑制が可能です。多汗症患者へ注射した国内臨床試験では、効果がいまいちだったのが2%ほど、腕の痛みを感じた人が0.7%ほどという結果が副作用として報告されています。効果がいまいちだった副作用は、脇汗は抑えられたが首や背中に多く汗をかいた、という結果でした。それでも100人に2人という割合なので、ほとんどの人は効果を実感しているということになります。しかも、重度の多汗症の患者を対象にした臨床試験のため、中等度や軽度の人であれば、もっと高い効果が得られるのではないでしょうか。ボトックスは注射する量が少なければ効果が得られないので、医師は適量の見極めが必要です。手の多汗症の治療では、片手に90単位ほどを注射して、7ヶ月効果が持続したという報告があります。それと、顔や頭の多汗症に対しては最大100単位までの注入を認めている国もあると言われています。いずれにしても100単位を目安にして注入するのが適当かもしれません。もし注入量が多かった場合は、腕や手の痛みや重だるさ、しびれなどの副作用が生じる可能性が高くなります。といっても副作用はずっと続くわけではなく、ボトックスの効果が抜ける3ヶ月から4ヶ月後には消失します。また、効果を感じなくなるまでの期間は人それぞれで、1、2ヶ月後と言う人もいれば、半年後と言う人もいました。これは注入量によるものかもしれません。ボトックス注射を行っている美容クリニックでは安全策を取って、始めは注入量を少なめにしておいて、1週間から2週間後に再施術を行っているところが多いです。再施術は無料で行われるのが一般的ですが、再診料はかかる可能性があります。すぐに再診に行かなければいけないとなると大変かもしれませんが、副作用を避けるためにも、慎重に注射するのが安心です。

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